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進化する住宅

 我が家の近辺に新しい家が2~3軒建った。建築中のものもある。

 外観だけ眺めて思うのだが、いずれも新しい家ほど窓が少なく、しかも小さいようだ。
頑丈な壁に取り囲まれ、単に、明かり採りという感じで、開閉のできないような窓もある。
きっと、その必要もないような構造になっているのだろう。

 今の家は、耐震性と省エネが重視され、太陽光発電や外気と地中の温度差を利用した冷暖房など、
住宅も急速に進化していくようだ。

 床下の換気口などない家もある。その必要がない作りになっているらしい。
自然に外気を取り入れ、家の中を循環させるので、窓ガラスの結露などもないらしい。

 戦前までの日本の伝統的な家の作り方とはすっかり変わってしまった。
安全で便利で住みやすい理想的な住宅に近づいていくようだ。

 しかし、想定外の災害に耐えうるかどうかはわからない。原発のストレステストではないが、
住宅にもお金を出せばストレステストなるものをやってくれるかも知れない。


 100年住宅ともいわれる。

 便利で安全な家かも知れないが、たった100年ぐらいしか持たないようでは、
どうしようもないのではないか。世代が変わる度に家を建て替えるなんて省エネにならない。
日本の伝統建築では、神社仏閣、民家の場合でも何百年も経って、まだ現役というのもあるのだ。

 もう一つ、気になることがある。

 年寄りの私などから見れば、あんな窓のない家はさぞかし風通しが悪いだろうと想像する。
そして、広々とした外の風景が見れないような家にいたら、きっと狂い出しそうになると思う。
舎飼いの家畜だって、外の風景が見えないようにして飼うと発育が遅れると聞いたことがある。



 伝えておきたい子育て体験がある。

 長男が生まれて、最初に引っ越した家は小さな一戸建ちの家ではあったが、
周りの家やブロック塀に囲まれて日が入らず、風通しも悪かった。
 長男は病気ばかりして、医者通いが絶えなかった。

 公庫の住宅融資の抽選に当たるという運と縁があって、長男が満一歳になったとき、
今の場所に引っ越した。東京オリンピックの年だ。

 近くには山あり、川あり、田んぼあり─。
家の周りの田んぼの用水路には、ふなっこが泳ぎ、夏には蛍が舞ってきて蚊帳にとまる。
夜の電灯をめがけてクワガタが飛び込んできたりした。
陽光にあふれ、さわやかな風がいつも気持ちよく吹き抜けた。
おもちゃのようなちっちゃな家だが、我が家は我が家。壁に落書きしようが障子を破ろうが
なんの心配も気兼ねもいらない。

 そんな自然に恵まれたところなので、病院が遠い。家内は長男の医者通いを心配した。

 ところがである。引っ越した途端に息子は病気しなくなったのだ。驚いた。

 きっと、お日様と風の所為に違いない。私達はそう信じている。


 日進月歩、進化していく住宅─。

 耐震、省エネだけでなく、健康には太陽と風が大切なことを忘れてはなるまい。

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Author:rosenクン


グラウンドゴルフと菜園作りの趣味に明け暮れる熟年の男。たまに世間を眺めては、もの申したり、つぶいたり・・・

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