年頭所感
年が改まった。
365日がまたくりかえされる。
昨年は東日本大震災があり、被災地の方々の並々ならぬ悲しみとご苦労があった。
被災地から遠いところに住む者にとって、その悲しみやご苦労は想像し、感じること
しかできないのだが、この正月、被災地はどんな過ごし方になっているのだろうかと、
心がすぐそちらに向いてしまう。
そんなとき、ふと小林一茶の「めでたさも中位なりおらが春」の句が浮かんできた。
被災地の方々にとって、今年の正月はどのくらいのめでたさなのだろうか。
素直に「おめでとうございます」と言えない気がするのだ。
序でながら、正月を詠んだ一茶の句には次のようなものもある。
元日やわれのみならず巣無し鳥
家無しも江戸の元日したりけり
わが春や炭団一つに小菜一把
家無しのこの身も春に逢う日哉
200年前の一茶の句が、被災地の正月を詠んでいるように思えてしかたがないのだ。
もっとも、こんな句もある。
世の中をゆり直すらむ日の始め
わが春も上々吉よ梅の花
地震、雷、火事、おやじ(台風のこと:大山風→おおやまじ→おやじ)といわれる。
今年も何処になにが猛威を振るうかわからない。
今年の正月が、一茶の句のとおり、世の中をゆり直す日の始まりであってほしいし、
来年の正月は、誰もが、わが春も上々吉といえるような一年であって欲しいと切に思う。
国家の行く末と国民の幸せのために命をかける不世出の政治家はいないのか。
初詣龍馬のごとき人をまつ (rosenクン)
365日がまたくりかえされる。
昨年は東日本大震災があり、被災地の方々の並々ならぬ悲しみとご苦労があった。
被災地から遠いところに住む者にとって、その悲しみやご苦労は想像し、感じること
しかできないのだが、この正月、被災地はどんな過ごし方になっているのだろうかと、
心がすぐそちらに向いてしまう。
そんなとき、ふと小林一茶の「めでたさも中位なりおらが春」の句が浮かんできた。
被災地の方々にとって、今年の正月はどのくらいのめでたさなのだろうか。
素直に「おめでとうございます」と言えない気がするのだ。
序でながら、正月を詠んだ一茶の句には次のようなものもある。
元日やわれのみならず巣無し鳥
家無しも江戸の元日したりけり
わが春や炭団一つに小菜一把
家無しのこの身も春に逢う日哉
200年前の一茶の句が、被災地の正月を詠んでいるように思えてしかたがないのだ。
もっとも、こんな句もある。
世の中をゆり直すらむ日の始め
わが春も上々吉よ梅の花
地震、雷、火事、おやじ(台風のこと:大山風→おおやまじ→おやじ)といわれる。
今年も何処になにが猛威を振るうかわからない。
今年の正月が、一茶の句のとおり、世の中をゆり直す日の始まりであってほしいし、
来年の正月は、誰もが、わが春も上々吉といえるような一年であって欲しいと切に思う。
国家の行く末と国民の幸せのために命をかける不世出の政治家はいないのか。
初詣龍馬のごとき人をまつ (rosenクン)
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